自分の住まいを賃貸で(正確には賃借で)良いと考える借家人にも様々なタイプがいます。 1. やむなく派 持家・マイホームを持てず仕方なくアパートに住むという人 2. あきらめ派 今やむなくアパートというだけでなく、永久にマイホームは無理とあきらめてアパートに住む人 3. 一時派 たとえばマイホームがあるけれど、転勤などの理由で一時アパートに住む人 4.転々派 引越しが趣味、住いを3~5年ごとに転々と変える人(筆者の友人にいます) 5.積極派 お金はあっても他へ投資をして、マイホームには使わず、住いはアパートでよしと考えている人 借家人はこれら様々な理由や考え方でアパート・賃貸マンションを借りて住んでいます。 今の賃貸市場は、こうした様々な借家人の真のニーズを満していません。合い変らず「借家人とは貧乏でマイホームの持てない人」つまりここで言う1のやむなく派や2のあきらめ派にしか対応していません。 しかし、本当に高額の家賃を支払う借家人は5の積極派でしょう。長期間賃貸で住むことを前提にしていて、かつお金があるので自分の気に入った内装・設備にしたいと思う人たちです。今回紹介した内装借家人負担型や内装借家人指定型の二方式は、この積極派を取り込むための新しい借家契約の方式なのです。
(コンテンツ提供元:ハートアセットコンサルタンツ様)